こども誰でも通園制度について
子育て 2024年12月定例議会

こども誰でも通園制度について

保護者の就労状況に関わらず、未就園児を時間単位で保育所に預けられる「こども誰でも通園制度」について一般質問しました。扶桑町では全国に先駆けて2025年度から制度が開始され、2026年度から本格実施されています。

About
こども誰でも通園制度とは?

こども誰でも通園制度は、保護者の就労状況に関わらず、未就園児を時間単位で保育所に預けられる仕組みです。これまでの認可保育所などは、親が働いていることなどの「保育を必要とする事由」が利用の条件でしたが、この制度の導入によって専業主婦・主夫家庭であっても柔軟に預け先を確保できるようになります。

主な目的は、育児中の親の孤立を防ぎ、一時的なリフレッシュの機会を提供することにあります。また、子どもにとっても早い段階から家庭以外の集団生活を経験し、他者との交流を通じて発育を促すメリットが期待されています。さらに、保育の専門家が日常的に家庭と関わることで、虐待の未然防止や早期発見といったセーフティネットとしての役割も担っています。

片野たいが
Background
質問の背景

令和5年6月13日、政府が掲げた「子ども未来戦略方針」において、「こども誰でも通園制度」の創設が発表されました。令和8年度からの本格実施を見据え、令和6年度は各地域でモデル事業が開始され、制度の具体的な運用方法の検証が進んでいます。

すべての子育て家庭への支援強化を図るこの制度について、扶桑町の対応状況と今後の取り組みを確認するため、令和6年12月議会において、一般質問のテーマとしました。

Section 01
(1)こども誰でも通園制度について
片野たいが

令和5年6月13日に政府が掲げた「子ども未来戦略方針」において制度の創設が発表され、令和年度から本格実施が予定されている「こども誰でも通園制度」について、まずこの制度の意義についてお聞きします。

こども誰でも通園制度の意義としましては、全てのこどもの育ちを応援し、全ての子育て家庭に対する支援を強化し、こどもを「預かる」というサービスではなく、保護者とともにこどもの育ちを支えていくための制度です。

片野たいが

こども誰でも通園制度の対象者と本格実施に向けたスケジュールについて確認させていただきます。

利用対象者は、満3歳未満の小学校就学前の子どもであって、子どものための教育・保育給付を受けていない者とし、月一定時間までの利用可能枠の中で利用が可能と想定されています。

スケジュールとしては、令和6年度は試行的事業を実施、令和7年度に法律上制度化し実施自治体数を拡充、令和8年度に法律に基づく新たな給付制度として全自治体で実施されます。なお、令和8・9年度の2年間は経過措置があります。

片野たいが

「こども誰でも通園制度」が子育て世代の方にとって利便性の高い制度となるような扶桑町の取り組みについてお聞きします。

自治体全体としては、本格実施を見据えた試行的事業で必要量を推計し、保育士の確保や保育室の増設などの提供体制の整備を行うこととなります。

片野たいが

この制度が始まりますと「施設」「保育士」への影響は必至だと思いますが、担当部局の考え方についてお聞きします。

本制度を現行保育園で実施する場合、保育園の空き保育室などの環境整備と保育士の確保は必要と考えています。

特に保育士の確保については、現在の保育園の体制ではこの制度に充てる保育士に余裕がないため、事業実施には新たに会計年度任用職員を採用するなど、保育士の確保が必要となるものと考えています。

Section 02
(2)各地域のモデル事業と扶桑町の参加について
片野たいが

令和6年4月から各地域でモデル事業が開始されていますが、その一例を紹介いただくとともに、扶桑町のモデル事業への参加についてどう判断されたのかお聞きします。

県下市町村では名古屋市・大府市・美浜町がモデル事業を実施しており、美浜町の事業状況を視察しました。美浜町では町立保育園1施設において、利用者1人あたり月10時間、定員3人・保育士1人で事業を行っており、利用状況は月に1〜2名程度とのことでした。

扶桑町としては、保育士の確保が難しい状況もあり、モデル事業への参加は見送りました。

片野たいが

美浜町を視察されたとのことで、しっかりと取り組んでいただいていると安心しました。モデル事業は「年齢横断の共通の留意点や論点の把握」などデータ収集の観点から大変有意義です。扶桑町でもモデル事業として先駆的に取り組まれる考えはないかお聞きします。

モデル事業は事業の必要量の推計に役立つものと考えます。保育士の確保などの課題もありますが、令和7年度中に事業を実施する方向で、内容について現在検討を進めているところです。

片野たいが

すでにモデル事業の実施について検討中とのことですが、検討内容の詳細についてお聞きします。

実施場所については斎藤保育園とすること、定員については1時間あたり3人とすること、利用時間については月10時間を上限とすることなどについて検討を進めているところです。

令和8年度の本格実施を見据え、国の動向に注視しながら令和7年度中にモデル事業を実施していきたいと考えています。

Comment
まとめ・コメント
片野たいが

私と同じ考えでモデル事業に取り組んでいただけるということで、大変感謝しています。

対象者の方に分かりやすく制度をPRしていただき、より良い事業としていただけるよう要望させていただきます。令和8年度の本格実施に向けて、引き続き扶桑町での取り組みを注視していきます。

Follow Up
その後...
片野たいが

扶桑町でこども誰でも通園制度が始まりました!

扶桑町では、2026年度の本格実施に先駆け、2025年8月1日からこども誰でも通園制度を開始しました。

扶桑町こども誰でも通園制度
実施施設 扶桑町立斎藤保育園
実施期間 2025年8月1日 〜 2026年3月31日
利用時間 月曜日〜金曜日 9:00〜15:00(祝日・年末年始を除く)
利用料金 1人1時間あたり 300円(生活保護世帯等は減免あり)
利用定員 1日1時間あたり 3人まで
Video
議会中継・動画
動画準備中

議会の動画はYouTubeチャンネルでも公開予定です。