保育所ICTシステムについて
デジタル 2024年6月定例議会

保育所ICTシステムについて

保育士の業務負担軽減を目的に、ICTシステムの活用による保育現場のデジタル化について一般質問しました。2026年度の重点施策として、保育所ICTシステムの導入事業が盛り込まれました。

About
保育所ICTシステムとは?

保育所ICTシステムとは、保育園における登園・欠席管理、保育日誌・児童記録の作成、保護者への連絡・おたより配信などをデジタル化するシステムです。これまで紙や電話で行っていた業務をアプリやクラウドで一元管理することで、保育士の事務負担を大幅に削減できます。

業務の効率化により、保育士が子どもと向き合う時間を増やし、保育の質の向上につながると期待されています。また、職場環境の改善により保育士の採用・定着にも効果があるとされています。

片野たいが
Background
質問の背景

保育士は早朝の受け入れから園庭での指導・給食・書類作成まで多岐にわたる業務をこなしています。子どもを帰した後の事務作業や行事準備による残業も課題となっており、保育士不足にもつながっています。

犬山市・江南市・大口町・豊山町など愛知県内40以上の団体ですでに保育管理システムが導入されている中、扶桑町の取り組み状況とICT化の推進について、令和6年12月議会において一般質問しました。

Section 01
(1)保育士の業務改善について
片野たいが

早朝の園児の受け入れに始まり園庭での指導、給食と園児に携わる業務は多岐にわたると聞いています。今議会では園児を帰した後の業務について業務改善が図れないかといった視点でお聞きします。

保育士の業務内訳について、保育業務が終了した後に行っている業務はなにかについてお聞きします。

保育業務が終わる16時30分から17時15分の終業時間までの間にその日の保育日誌、部屋の片づけ、準備、環境設定は毎日行います。午睡中の時間やフリーの職員に子どもの保育をまかせ、この間にも行います。

また、イベントや行事が近くなれば、このほかに打ち合わせや、イベント、行事に必要な製作準備などを行います。

片野たいが

保育日誌の作成など事務業務に加えてイベント前の製作物準備などいろいろな業務をしていただいているようです。

やむをえず行う残業についての業務内容と事務業務が占める割合についてお聞きします。

残業が必要となる内訳としては、職員会議や園内研修、年齢別会議、園児の個人記録の記載などになります。また、事務業務の割合とのことですが、個々の職員の進捗具合によっても変わってきますので、割合に関しては個人差がございます。

片野たいが

確認でお聞きします。サービス残業はありませんか。

保育士の業務は子どもの世話や指導、行事の企画や実行、事務仕事などは一人あたりでこなす仕事の量が多く、また、多岐にわたっていることから、時間外勤務をすることも少なくありません。時間外勤務に対しては時間外勤務手当を適正に支給しており、サービス残業がないよう対応しています。

Section 02
(1)保育士の業務改善について
片野たいが

サービス残業があると聞いてはいませんが、確認のためにお聞きしました。しっかり対応をしていただいているようです。

登園管理システムを始め、保育記録作成など保育士の業務について、ICTを活用した保育システムの活用でデジタル化を図ると業務負担軽減が期待できる業務をお聞きします。

ICTを活用した場合、負担軽減としては、出欠席管理による保育記録のデジタル化、連絡ツール、おたより配信などによる保護者とのコミュニケーション、カリキュラム管理による成長記録の共有、ドキュメンテーション作成による活動記録の自動化などが考えられます。

連絡ツールはこれまで保護者から欠席連絡が電話でされていたものが、メールにて行われることから電話対応時間が削減できます。毎日の出席確認をスムーズに行いデータ集計も簡単になり、また記録にも残ることから連絡のチェックミスを防ぐことが出来ます。おたより配信についても保護者配布の手紙を保育士が毎回折り畳み、おたよりばさみに挟む作業や配布忘れもなくなり配布する手間が省けます。紙媒体管理に比べ手間もコストも軽減されると考えられます。

片野たいが

システム化は担当部局として業務分析をしっかりされたうえで、保育業務の負担軽減、コスト軽減につながると結論づけられ、私と同じ考えのようです。

保育事務業務のICT活用による業務負担軽減について、保育士参加型のアンケートの実施や業務分析を電算会社などに委託するなどされてはと思いますがいかがでしょうか。

保護者の利便性向上、職員の負担軽減を念頭に現場の保育士からなるプロジェクトチームを立ち上げ、近隣ですでに導入している自治体への視察の実施やシステム提供業者の比較など研究を行っています。システムの導入が保育士のみならず保護者にとっても利便性の向上や負担軽減につながるよう慎重に検討しているところです。

また、本年8月に、トライアル期間として各園に試験導入し、実際に保育士が運用することで使い勝手等検証しました。

このプロジェクトにおいて業務分析については洗い出しを行っております。それを踏まえて、トライアルに参加した保育士からICTのメリット、デメリットについての意見だしを実施したところ、業務の効率化については効果があると思われる意見が大半でした。また、一部の職員からはシステム操作に不安があるとの回答もありました。

片野たいが

私がご提案するまでもなくすでにしっかりとした検証をされ、いい点ばかりでなくシステム化に対する不安点も洗い出しされたとの前向きな答弁をありがとうございます。

この質問が本題になるわけですが、保育園のICT化により業務負担軽減が図れれば、余剰時間を保育業務に割り付けを行い、より質の高い保育を実現し、併せて保育士採用にも職場環境改善が大きなメリットとなると思いますが当局の見解についてお聞きします。

ICTシステムを導入することで、日常業務が効率化され、業務負担の軽減に寄与することが期待されます。

業務負担の軽減により、保育士はより多くの時間を保育業務や子どもとのかかわりに充てることができ、業務の柔軟性が生まれ働きやすい環境が整い採用においても魅力的な環境の提供につながるのではないかと考えます。

片野たいが

犬山市、江南市、大口町、豊山町など愛知県内の40以上の団体で何らかの形で保育管理システムがすでに導入されているようです。直近では、犬山市、江南市で交付金を活用してシステム導入がされています。

「デジタル田園都市国家構想交付金事業推進に向けたガイドライン」の中でこうしたシステム導入について交付金の対象となるような記載もあり、令和7年度当初予算に向け、様々な交付金を活用することを前提に予算措置に努めていただきたいと思いますがいかがでしょうか。

システム導入にあたりましては、デジタル田園都市国家構想交付金や保育対策総合支援事業費補助金などの補助金を活用することを前提に、予算措置に努めてまいります。

Comment
まとめ・コメント
片野たいが

予算措置に関して積極的な答弁をありがとうございます。

ICTの活用、交付金の活用により、「質の高い保育」の提供がより一層子育て支援にいい影響をもたらすことを期待させていただきます。

Video
議会中継・動画
動画準備中

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