愛岐大橋の慢性的な渋滞を緩和し、地域の交通円滑化を図るため、国道41号線のバイパス機能を持つ橋として平成11年に計画された(仮称)新愛岐大橋。地域間の新たな交通動線の確保による広域的な経済交流の活性化に加え、災害時の緊急車両の通行路確保など、防災・減災の観点からも重要な役割が期待されています。
本質問では、開通により大きく変化する交通量を見据えた交通安全対策・増加する交流人口を活かす戦略的ビジョン・人で賑わうまちづくりの3点について当局にお聞きしました。
令和11年度に開通予定の(仮称)新愛岐大橋。交通量増加にともなう山名小学校周辺の交通安全対策・増加する交流人口を町内消費に繋げる戦略的ビジョン・人で賑わうまちづくりの3点について質問しました。
愛岐大橋の慢性的な渋滞を緩和し、地域の交通円滑化を図るため、国道41号線のバイパス機能を持つ橋として平成11年に計画された(仮称)新愛岐大橋。地域間の新たな交通動線の確保による広域的な経済交流の活性化に加え、災害時の緊急車両の通行路確保など、防災・減災の観点からも重要な役割が期待されています。
本質問では、開通により大きく変化する交通量を見据えた交通安全対策・増加する交流人口を活かす戦略的ビジョン・人で賑わうまちづくりの3点について当局にお聞きしました。
新愛岐大橋の開通に向け、交通量増加にともなう児童・地域住民の交通安全対策、交流人口を町内消費に繋げる戦略的ビジョン、人で賑わうまちづくりについてお聞きします。
最初に(仮称)新愛岐大橋の開通時期についてお聞きします。
現在、建設現場では全ての下部工が完成し、岐阜県側からは上部工が開始され、対岸まで工事状況が見通せるようになり、開通時期についての問合せを多くいただいています。
橋の事業主体である岐阜県が令和5年度に実施した事業再評価によりますと、令和11年度に工事が完成する予定となっているため、開通時期はそれ以降となります。
令和11年の開通予定ということで、準備期間としては数年しかありません。
開通による新愛岐大橋・現行のライン大橋・愛岐大橋それぞれの交通量の変化についてお聞きします。
道路交通センサスの推計値による1日当たりの交通量の変化は以下の通りです。
ライン大橋:平成27年度 約5,000台 → 令和22年度 約3,000台(約2,000台減少)
愛岐大橋:平成27年度 約23,000台 → 令和22年度 約18,000台(約5,000台減少)
上下流の橋で減少した合計約7,000台が新愛岐大橋へ流れ込むこと、またそれ以外の通過交通の増加も考えられます。
新愛岐大橋に近い「山名」信号交差点前後では、通勤時間帯に相当な渋滞が発生すると思われます。特に山名小学校の通学路と重なる道路では児童の安全確保が喫緊の課題です。
山名小学校周辺の安全対策と、現在の検討状況についてお聞きします。
現在、住民とのワークショップで提案があった路面のカラー塗装などの交通安全対策工事を、国の補助を受けて10年継続で山名小学校の通学路を中心に整備しております。
山名小学校周辺の横断については、信号交差点を利用した通学としており、横断部に新たな対策を講じることは現在計画しておらず、地域の方・スクールガード等の協力を得て児童の安全を守ります。開通後において新たな課題が発生した場合には、関連部局と協力し交通安全に努めてまいります。
「後追い行政」とならないためにも、対策の検討を進めていただきたいと思います。横断歩道部分の道路を物理的に盛り上げることで車に減速を促す構造的な「スムーズ横断歩道」があります。低コストで維持が容易とされており、山名小学校の東側道路に似た形状の設置があると思います。
山名小学校通学路に面する県道156号小淵江南線の横断への「スムーズ横断歩道」導入についてのお考えをお聞きします。
スムーズ横断歩道は安全性の向上が見込まれますが、現在実施中の交通安全対策工事の中での導入は考えておりません。
また、県道小渕江南線の管理者である愛知県に確認しましたが、現在実施している県道整備工事の中での導入は考えていないと伺っております。
雨天時や薄暗い早朝・冬の夕暮れ時など、交通事故リスクが高い状況で絶大な効果を発揮する「スマート横断歩道」というものがあります。ドライバーへの高い視認性と事故防止効果について、町の見解をお聞きします。
スマート横断歩道は、照明機器で横断歩道のライン自体を光らせるもの、路面に液晶パネルを埋設し歩行者の横断に合わせて映像が浮かび上がるものなど様々あります。
従来の横断歩道よりもドライバーへの視認性は高く、事故防止対策として効果的なものと認識しております。
山名小学校前の横断歩道など最も危険性が高まると考えられる箇所への「スマート横断歩道」の導入は、近隣にない取り組みとして町のPR効果も期待できます。
設置に向け具体的な検討をされ、愛知県へ要望していただきたいと思いますがいかがでしょうか。
現在実施中の交通安全対策工事の中での導入、および県道への導入は現在のところ考えておりません。
スマート横断歩道については全国でも導入実績は無いと聞いており、今後導入された実績・効果などに注視してまいります。
現時点において新愛岐大橋開通時の「交通安全対策」については「現行の計画通り」との答弁で、交通量増加に伴う安全対策の検討は進んでいない現状と理解しました。
犬山中学校・犬山西小学校付近の信号交差点には「歩車分離式交差点」が設置され、5,000台の交通量に対し通学する子どもたちへの安全対策が取られています。その台数を大きく上回る7,000台以上の交通量となる山名小学校周辺の通学路では、少なくとも「歩車分離式交差点」の設置が必要だと強く思います。事故後の後追い行政とならないよう、地域住民の方を代表して今一度、新愛岐大橋開通時の「交通安全対策」について県と連携され、検証・検討を進められるよう強くお願いします。
新愛岐大橋の開通は、多くの人を町に呼び込む大きなチャンスです。町を「通過」するだけでなく、商業施設への立ち寄りや地域経済への波及効果につながるよう、戦略的な取り組みが不可欠です。
扶桑緑地公園・木曽川などの地域資源を活かした観光コンテンツの開発・守口大根などを活用したデジタルマップの作成など、町としてどのような戦略的ビジョンをお持ちでしょうか。
交流人口を町内での消費行動に繋げることは大変重要だと考えます。今後については、新愛岐大橋の開通に合わせ、木曽川扶桑緑地公園に新たなエリアを加え、より魅力的な公園として整備することを検討しております。
現在、住民の方々を対象にアンケートを実施中です。そのアンケート結果を受けて公園整備の基本構想及び整備計画を進め、公園のコンテンツの方向性に合わせて周辺の店舗等へも立ち寄ってもらえるような取り組みを研究するとともに、ご提案のデジタルマップについても費用対効果や必要性を慎重に見極めていきます。
扶桑緑地公園や周辺公園用地を核として、多世代が交流できる魅力的な施設の整備(遊具の充実・運動施設の拡充・カフェや売店の設置など)や年間を通じたイベント開催など、公園機能の強化についてどのような計画をお持ちでしょうか。
現在、整備に向けアンケート調査を実施中です。今後はいただいた意見に合わせ、橋付近の交通に支障とならないスムーズな公園へのアクセス方法、現在課題となっている駐車場の増設などを盛り込み、整備を進めてまいります。
なお、木曽川扶桑緑地公園は木曽川の堤外地であり、建物の建築など様々な制限がある場所です。いただいた意見を可能な限り反映させた整備ができるよう国と調整し、多くの人々が賑わう扶桑町の核となる公園になるよう整備してまいります。
大型モール(イオン)との連携を深め、単なる商業施設としてだけでなく町民の交流拠点となるような連携イベントの企画・町民参加型ワークショップ・地域文化を発信する場の提供など、イオンを核とした「にぎわい創出」に向けた具体的な取り組みについてどのようにお考えですか。
イオンモール扶桑との連携については、「扶桑・犬山フェア」として地域の特産品やオリジナリティのある事業者の物品販売など、地域の魅力を発信するイベントを毎年開催していただいています。
また、扶桑町商工会が開催する創業塾のチャレンジショップを年1回実施。生涯学習課では年1〜2回のロビーコンサート、令和5年度からは走ろう会をイオンモール扶桑の屋上で開催しています。
今後も引き続き連携を行っていくとともに、新愛岐大橋開通後にも各課においてイオンモール扶桑との連携を視野に入れ、事業やイベントを計画していきたいと考えます。
新愛岐大橋の開通に伴う人の流れの変化を捉え、移住・定住を促進するための魅力的な住宅地の開発・子育て支援の充実・地域コミュニティの活性化など、長期的な視点での「選ばれるまち」となるための人口増加策について、どのようなビジョンをお持ちでしょうか。
新愛岐大橋の開通は、都市部へのアクセス向上という扶桑町の強みをさらに高めるものであり、町を新たに訪れる方の増加につながると考えています。
初めて訪れた方に扶桑町の魅力を知ってもらい、「また来たい」から「住みたい」へとつながるような「選ばれるまち」とするため、魅力を伝える情報発信を行う必要性を感じております。
今後、新愛岐大橋の開通や扶桑緑地公園の整備にあわせ、扶桑町の魅力向上とその発信を積極的に行い、多くの若い世代の方に「住みたい」と思っていただけるよう、引き続き「選ばれるまち」づくりに取り組んでまいります。
新愛岐大橋開通が扶桑町にもたらす大きな環境変化について、私なりのご提案をさせていただきました。
「増加する交流人口を町内消費に繋げるための戦略的ビジョン」「人で賑わうまちづくり」の両面から質問し、当局としてはしっかりチャンスと捉え施策の展開を検討されているとのことです。大変難しいことと思いますが、少しでも扶桑町の発展につなげていただくようお願いします。